27th , Dec. 2016

モンブラン

坂本龍一さんとモンブランジャパンCEOに聞く「若手芸術家の支援」の必要性とは?

先日、「若手芸術家の支援」に貢献している人物に贈られる、『モンブラン国際文化賞』を受賞した音楽家の坂本龍一さん。

1992年に同賞を設立したのは、世界各国の著名人の功績を称えてきたラグジュアリーブランド、モンブラン。

このたびの受賞について、坂本さんと、モンブランジャパンCEOのマキシム・アラールさんにお話を伺う機会をいただきました。

坂本龍一さんとモンブランジャパンCEOのマキシム・アラールさん左から/坂本龍一さん、モンブランジャパンCEOのマキシム・アラールさん


 

■「音楽は共通言語」 音楽家・坂本龍一さん

Q.若手芸術家をどのように育てていきたいと考えていますか?

「人を育てよう」という感覚は、あまりないんです。ですが、芸術や音楽に年齢は関係ないので、年上だからといって威張るようなこともない。若い人に対しても、同じひとりの“人間”として付き合っているんです。そういった接し方で、一緒に音楽活動していくといった意味では、育てていると言えるのかもしれませんね。

 

Q.若い人とコミュニケーションを取る際に、心がけていることはありますか?

私は古い人間なので、共通の話題といった点でのコミュニケーションは難しいかもしれません。しかし、音楽をする上での問題はまったくありません。それは、音楽という「共通言語」を通して、若い人とコミュニケーションを取っているからです。

もちろん、気づいたことを言うこともありますが、だからといって私が100%正しいとも限りません。私自身(の考え)が明日変わるかもしれないですからね(笑)。

 

Q.アートパトロンについてどのように考えていますか?

自分をアートパトロンだと思ったことは一度もないんです。なにせ、私もアートパトロンを必要としているくらいですから(笑)。

それはつまり、売れる音楽がよい音楽とは限らないからです。そういった意味では、芸術において、特に音楽にはアートパトロンのような支援が必要だと考えています。よい音楽を作っている人が、「生活できないから音楽を続けられない」という状況になってしまうことは、悲しいですから。

 

モンブランジャパンCEOのマキシム・アラールさんモンブランジャパンCEO、マキシム・アラールさん


 

■「共通点は『伝統と革新』、そして『情熱と美しさ』」 モンブランジャパンCEO マキシム・アラールさん

Q.モンブランと坂本さんに共通する点はありますか?

モンブランがブランドとして重視していることは、「伝統と革新」です。伝統を守り、受け継ぎつつも、ハイテクなものを取り入れ、ミックスする。

こういった「伝統と革新」が感じられる新しい作品を毎年発表している、という点は、私たちモンブランと坂本さんに共通していることだと思います。

同時に、「情熱と美しさ」といったキーワードも共通点であると感じています。坂本さんはこれまで、音楽へ多くの情熱を注ぎ、美しい作品を生み出してこられました。私たちモンブランも、長年、筆記具を通して「書く」ということへ情熱を注いできました。その情熱を、卓越したクラフツマンシップという形に昇華することで、高品質なプロダクトを数多く生み出してきたのです。

また、このような情熱が宿ったモンブランのプロダクトは、デザインとしての美しさも備えています。そこには、数年おきにどんどん変わっていってしまう製品のようなデザインではなく、普遍的な美しさがあるのです。

 

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取材・構成/難波寛彦(LIVErary.tokyo)

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