1772年に創業したシャンパーニュ・メゾン「ヴーヴ・クリコ」は、創業者の息子である夫亡き後、27歳で未亡人となったマダム・クリコの才知と努力により、大きな発展を遂げました。「偉大なる女性」を意味する『ラ・グランダム』、それはマダム・クリコに捧げられた美味なるオマージュなのです。

ヴーヴ・クリコのラ・グランダムと、それを入れたシャンパングラス
ヴーヴ・クリコのラ・グランダムと、それを入れたシャンパングラス

ヴーヴ・クリコの最高級ブランドである『ラ・グランダム』は1972年、創業200年を祝って誕生して以来、ブドウの出来のよい年にだけ造られている。

■Topic 01:証言! Preciousなシャンパーニュ、『ラ・グランダム』の魅力とは?

ヴーヴ・クリコのシャンパン「ラ・グランダム」
ヴーヴ・クリコのシャンパン「ラ・グランダム」

おいしいだけのシャンパーニュとは一線を画すとっておきの存在『ラ・グランダム』の魅力、そしてさらにパワーを引き出すコツをワインや料理はもちろん、生きることをこよなく愛する4人のスペシャリストに語っていただきました。

「初めて口にしたときの衝撃は、まるで私のために造られたかと思えるほど好みの味! 体全体を覚醒させる成熟したエレガンスと、熟成を経てもなお、弾けるようなエネルギーが共存しています。私も『ラ・グランダム(偉大なる女性)』のように、永遠に魅力的な女性を目指したいですね」———レストランジャーナリスト 犬養裕美子さん

「しっかりした味わいのロゼは、中華料理とも好相性。パリで人気の餃子と合わせるのもおもしろいですね。『ラ・グランダム』も『ラ・グランダム ロゼ』も保存する際にワインセラーがない場合は、箱から出したボトルを新聞紙で包んで乾燥を防ぎ、冷蔵庫の野菜室に入れておくのがおすすめです」———三越伊勢丹ワインバイヤー 高橋隼人さん

「以前、訪れたヴーヴ・クリコのカーヴで、シャンパーニュがまるで生き物のように呼吸しながら、熟成していく様子を見学しました。自然の恵みと摂理に寄り添う造り手によって育てられた『ラ・グランダム』は複雑で立体的な味わい。主人(作家・平野啓一郎さん)が脱稿した日など、特別な日に空けたいですね」———モデル 春香さん

「季節はずれの暑さに見舞われたにもかかわらず、『ラ・グランダム 2006』は究極にピュアでエレガントな味わいに仕上がりました。寿司、鉄板焼きなどの和食とも合う繊細さがあります。ピノ・ノワール100%の赤ワインを加えた『ラ・グランダム ロゼ 2006』は余韻の長さにうっとりしますよ」———ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社 最高醸造責任者 ドミニク・ドゥマルヴィルさん

■Topic 02:特別な日に指名したい、絶景レストランと上質シャンパーニュ

<写真左>都心にあるビル群の間から遥か遠く、富士山のシルエットが浮かび上がる夕景に出合えたらラッキー。<写真右>前菜3種の個性を『ラ・グランダム』の包容力が受け止める。「スクランブルエッグとキャビアライ麦パンとサーモンマリネコキアージュとシャンパーニュのスープ」(昼¥12,000、夜¥20,000のコースより)。それぞれキャビア、サーモン、ホタテのうま味をもつ料理をシャンパーニュのミネラル感と果実の凝縮感が上手にまとめてくれる。力強い主張をもつ『ラ・グランダム 2006』ならではの業。
<写真左>都心にあるビル群の間から遥か遠く、富士山のシルエットが浮かび上がる夕景に出合えたらラッキー。<写真右>前菜3種の個性を『ラ・グランダム』の包容力が受け止める。「スクランブルエッグとキャビアライ麦パンとサーモンマリネコキアージュとシャンパーニュのスープ」(昼¥12,000、夜¥20,000のコースより)。それぞれキャビア、サーモン、ホタテのうま味をもつ料理をシャンパーニュのミネラル感と果実の凝縮感が上手にまとめてくれる。力強い主張をもつ『ラ・グランダム 2006』ならではの業。

よく晴れた日には、遠くに富士山の姿が見えることも…。

マンダリン オリエンタル 東京37階 にあるフレンチファインダイニング「シグネチャー」 では名だたる星付きで腕を磨いた、ニコラ・ブジェマ料理長の料理がいただけます。

味だけでなく、盛り付けのデザインにもこだわってつくられた料理は、繊細でエレガント。シャンパーニュとも抜群の相性を見せてくれます。

『ラ・ グランダム ロゼ 2006』 と合わせたのは、オマール海老とアンコウのパイ包み焼き。海老の風味やパイの香りとロゼの芳醇なフレーバーが、パイのサクサク感に弾ける泡の質感が、また、まろやかなソースの質感がロゼのシルキーなタッチに見事にマッチします。

『ラ・グランダム 2006』 を3つのパートで構成される前菜と味わえば、泡の力強いうま味とミネラル成分が料理を包み込み、爽やかな後味が訪れます。合わせる料理によって、多面的に引き出される『ラ・グランダム』の力に、思わず圧倒されてしまいそう。

問い合わせ先

  • シグネチャー
  • 住所/東京都中央区日本橋室町2-1-1マンダリン オリエンタル 東京 37階
  • TEL: 0120-806-823(レストラン総合予約9:00~21:00)
  • 営業時間/11:30~14:30(L.O.)、18:00~21:00(L.O.) 無休
  • コース:ランチ[平日]¥4,500~、[土日祝]¥5,500~、ディナー¥12,000~ 要予約

■Topic 03:女心をつかんで離さない、夕焼けのように美しい色合いの『ラ・グランダム ロゼ 2006』

ヴーヴ・クリコのラ・グランダム ロゼと「オマール海老とアンコウのパイ包み焼きアメリケーヌ風 キャベツソースオマールディーヌ」
ヴーヴ・クリコのラ・グランダム ロゼと「オマール海老とアンコウのパイ包み焼きアメリケーヌ風 キャベツソースオマールディーヌ」

交互に味わえば、個性がいっそうふくらむ組み合わせ

『ラ・グランダム ロゼ 2006』の色が、甲殻類を使ったアメリケーヌ・ソースともマッチする「オマール海老とアンコウのパイ包み焼きアメリケーヌ風 キャベツソースオマールディーヌ」(昼¥12,000、夜¥15,000のコースより)。ミネラル感があり、赤系ベリーやローストしたナッツ、カカオのニュアンスをもつロゼとは、お互いの個性をふくらませるマリアージュ。

ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2006
ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2006

ロゼ・シャンパーニュの先駆者、ヴーヴ・クリコのメゾンにおける最高級ヴィンテージ・ロゼ。美しい色合い、表情豊かなアロマと印象深い骨格に、驚くほどのフレッシュさが広がる。

【関連記事:知ればさらに『ラ・グランダム』がおいしくなる!?シャンパーニュ・メゾン「ヴーヴ・クリコ」6つの秘密】

■ご紹介したシャンパーニュ[すべて希望小売価格] ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム 2006 ¥19,000・ヴーヴ・クリコ ラ・グランダム ロゼ 2006 ¥37,600(ともに税抜)

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この記事の執筆者
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Precious.jp編集部 
2017.10.30 更新
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クレジット :
撮影/鍋島徳恭 構成/寺尾妙子、遠藤智子(Precious)