14th , Feb. 2017

ヌードを想像させる女が、いつの時代も最強だ。

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト
齋藤 薫さん

齋藤 薫さんの好評連載『官能コスメ』の第10回は、『ヌードを想像させる女』がテーマ。
なまめかしいヌードを想像を肌から感じさせる女こそ、本当の意味で官能的……女にとっての究極のテーマを読み解きます。


齋藤 薫の官能コスメ「ヌードをヌードを想像させる女が、いつの時代も最強だ。」

マリリン・モンローにまつわる、最も有名な逸話といってもいいのが、日本に訪れた時の記者会見で語られたこの言葉なのだろう。「ベッドでは何を着ていますか?」。その人は一言「シャネルのNo.5を」と答えているのだ。

考えてみると、公の記者会見で世界的な女優に対し、よくもまぁそんな質問をしたものと、今更ながらに驚くが、でもそこで香水の名前をひとつ挙げて、そういう不躾な質問を美しくも粋にかわすそのウィットには、さらに驚かされる。

このマリリン・モンローには、いくつもの大きな誤解があって、知性と教養に欠ける女の役が多かったせいもあって、知的なイメージはないが、実は本をよく読み、スターになってからも演技を学ぶ学校に通ったりする、ストイックで知的欲求の強いタイプであったとも言われる。だからその実像と虚像のギャップに、自ら悩んだというふうにも言われているのだ。

そして何より、この人はヌードになったイメージが強いけれど、実際には脱いでいない。しかも、露出がとりわけ多かったわけでもない。地下鉄の排気口の上に立った時、細かいプリーツのスカートがふわっと風で舞い上がるシーンはあまりにも有名だけれど、むやみに肌を見せたりはしなかった。無名時代の写真の存在が噂されたりもしたけれど、少なくとも"マリリン・モンローのヌード"はこの世に存在しないのである。

けれども、"シャネルのNo.5"を着て寝ているという、とっさのコメントは、それを聞いたすべての人に美しい想像をさせたはず。完璧にしてドラマチックなヌードを想像させたはずなのだ。

モンローはもうひとつ、こんな名言を残している。

「あなたの服は、女であるってことを証明するには"充分にきついほうがいい"し、でもレディーであることを証明するには"充分にゆるいほうがいい"の」

考えてみれば、この人の服はいつも"きつそう"だった。ひょっとすると、いつもワンサイズ小さいものを選んでいたのかもしれない。だからあそこまでグラマラスで、肌を露出していたようなイメージが深く刻まれているのだろう。直接的ではなく、間接的に、視覚ではなく、視覚以外のあらゆる感覚を駆使して、なまめかしいヌードを想像させる……そういうことができる女こそ、本当の意味で官能的と言うのかもしれない。

そしてもうひとつ、マリリン・モンローがヌードになったイメージをつくり出していたのは、この人の"無類の肌の美しさ"ではなかったかと思う。服から露出している肌がたとえ少量であっても、触れてみたいほど美しいと、どんな服を着ていても、それ以上に肌の印象が勝ってしまうから。何より素晴らしいプロポーションだったりすれば尚更、見る人の想像力をかき立てて、弥が上にもヌードを想像させてしまう。マリリン・モンローのように白くて絹のようにきめ細かく、もっちりとした肌の持ち主は、さらにもっとヌードのイメージをもたらすのである。

ありきたりなセクシーを超えて、常に官能と言うオーラを放つ女になるためのひとつの条件、それはちょっと意外だけれど"ハッとするほどの美肌"だったのだ。

奇しくも今、素肌に見えるのに、驚くほど美しい肌に仕上がるファンデーションが続々登場している。まさにヌードを想像させるような、なまめかしい美肌へのヌード仕上げのファンデーションが。そしてまた、うっすらと血の気を孕んだような官能的な素肌美をつくるおしろいも…… 。

肌の露出ゼロでも、なぜかヌードを連想させるような官能的な肌を持てたら、それはひとつの究極。大人は、ただただ整った美しい肌を持つだけではつまらない。女として最高の引力を持つこと、想像させるような肌を持つこと。それがベースメイクで実現できるのなら、ぜひ試したい。試すべきである。

 



>>「ヌーディカバー」と言う新しい仕上がりは、必ずまとってみなけば!

 

アルマーニプリマ グロー オン モイスチャライジング バーム

>>はっとするほど妖艶な素肌美が出来上がるのはまさに、アルマーニ式?

 

ディオール スノー ブラッシュ&ブルーム パウダー

>>雪のように白い肌、そこに血の気がふわりと入る艶かしさ

 

 

おすすめ記事はこちら
>>セクシーよりもっと人を惹きつける。今、"センシャルな女"になりたい

>>ジョニー デップの娘も登場!シャネルの2017年春夏オートクチュールコレクション

>>齋藤 薫の官能コスメ【連載バックナンバー】

文/齋藤 薫 撮影/戸田嘉昭、宗高聡子(パイルドライバー) 構成/渋谷香菜子(LIVErary.tokyo)

Presenter

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト

Profile

女性誌編集者を経て独立。美容ジャーナリスト、エッセイスト。女性誌において多数の連載エッセイをもつほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。近著『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)ほか、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

好きなもの:マーラー、東方神起、ベルリンフィル、トレンチコート、60年代、『ココ マドモアゼル』の香り、ケイト・ブランシェット、白と黒、映画

Archives

ロート製薬のエイジングケアライン、エピステームの大ヒットまつげ美容液で豊かなまつげを期待!

エピステーム

パワライズ ラッシュセラム

ロート製薬のエイジングケアライン、エピステームの大ヒットまつげ美容液で豊かなまつげを期待!

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト
ビューティ
長く繊細な毛先をつくる、ランコムの名品マスカラ「グランディオーズ」

ランコム

グランディオーズ ウォータープルーフ

長く繊細な毛先をつくる、ランコムの名品マスカラ「グランディオーズ」

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト
ビューティ
今いちばん売れている実力派マスカラで、もっと長く、そして目を大きく見せる!

フローフシ

モテマスカラ ONE リフトアップ

今いちばん売れている実力派マスカラで、もっと長く、そして目を大きく見せる!

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト
ビューティ
長いまつげの毛先に、最強の女らしさが宿ることを知っておく!

 

長いまつげの毛先に、最強の女らしさが宿ることを知っておく!

齋藤 薫さん
美容
ジャーナリスト
ビューティ
ゲランのフェイスパウダー『メテオリット』30周年記念アイテム第2弾で、肌も心もHAPPYに!

ゲラン

2017年サマーコレクション

ゲランのフェイスパウダー『メテオリット』30周年記念アイテム第2弾で、肌も心もHAPPYに!

LIVErary.tokyo
編集部
ビューティ
500人の読者&美容賢者が選んだ「若返りコスメ」グランプリを発表!

ベストコスメ

500人の読者&美容賢者が選んだ「若返りコスメ」グランプリを発表!

LIVErary.tokyo
編集部
ビューティ