1932年に誕生した「最もシンプルな、世界最高峰の腕時計」―─後世不出の究極のラウンド形ウォッチとして、称賛と憧憬を集め続けてきた『カラトラバ』ですが、2016年、パテック フィリップのレディスウォッチ最大のニュースは、この名品のデザインが一新されたことでしょう。

=カラトラバ〈タイムレス・ホワイト〉Ref.7122/200 [ケース:ホワイトゴールド、ケース径:33㎜、ストラップ:アリゲーター、手巻き] ¥3,060,000(税抜) 
=カラトラバ〈タイムレス・ホワイト〉Ref.7122/200 [ケース:ホワイトゴールド、ケース径:33㎜、ストラップ:アリゲーター、手巻き] ¥3,060,000(税抜) 

さらにエレガントに変化を遂げたのは、『カラトラバ〈タイムレス・ホワイト〉Ref.7122/200』。知的で優美な第一印象はそのままに、ベゼルの内側までラグを際立たせることによって、ケースのフォルムや文字盤のデザインの美しさをより印象づけました。名品伝説に、新たな1ページが刻まれます。

■6時位置のスモールセコンドや、繊細な「クルー・ド・パリ」インデックスといった『カラトラバRef.7120』の美点を継承しながら、これまでのギョウシェからホワイト・ラック文字盤へ。ケース径も2㎜アップし、新鮮なバランスを構築。

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この記事の執筆者
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岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
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『Precious7月号』小学館、2016年 / 2017.7.28 更新
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿
クレジット :
撮影/武田正彦 文/岡村佳代