スイスの名門マニュファクチュールの多くが、大資本の企業グループの傘下に属しているなか、1875年の創業以来、創業家によって経営を守り続けているオーデマ ピゲ。そのことからもうかがわれる時計づくりへの矜持によって、時計界における存在感は年々増しています。

ロイヤル オーク クォーツ[ケース:ピンクゴールド、ケース径:33㎜、ブレスレット:ピンクゴールド、クオーツ] ¥3,400,000(税抜) 

そんなオーデマ ピゲを代表する偉大なるアイコンウォッチがこの「ロイヤル オーク」。その誕生は1972年。時計のデザイン史に名を残す高名なウォッチ・デザイナー、ジェラルド・ジェンタ氏が手がけた個性的なデザインは世界的な評判を呼び、稀代の名品として今も人々の憧憬を集めています。

2016年はレディースウォッチのバリエーションが広がり、「ロイヤル オーク」の深淵なる魅力を、改めて世界にアピールしました。

■ダイヤモンドを配さないシンプルなベゼルの33ミリ径ケースに、クオーツムーブメントを搭載したモデルに加わった新色のブラウンダイヤル。ほんのりとした赤みが上品なピンクゴールドに、なじみながら映えるブラウンが、洒脱なニュアンスを演出。スッキリとしたバーインデックスによってかなえられた高い視認性もうれしい!

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岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト
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『Precious7月号』小学館、2016年 / 2018.5.10 更新
東京都出身。大学在学中から雑誌『JJ』などで執筆活動を開始。女性向け本格時計のムックに携わったことから、機械式時計に開眼。『Precious』などの女性誌において、本格時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる。SIHHとバーゼルワールドの取材歴は、女性ジャーナリストとしては屈指のキャリアの持ち主。好きなもの:海、ハワイ(特にハワイ島)、伊豆(特に下田)、桑田佳佑様、白い花、シャンパン、純米大吟醸酒、炊きたてのご飯、たまご、“芽乃舎”の野菜だし、“エルメス”のバッグと“シャネル”の靴、グレーのパーカー、温泉、スパ、素敵旅館、村上春樹、宇野千代先生、神社、日本の陶器(特に唐津焼)、朝ドラ、ドラミちゃん、長文のインタビュー原稿
クレジット :
撮影/武田正彦 文/岡村佳代